みなさんのオンライン授業に向けた取り組み

いよいよ、オンライン授業に向けたみなさんの取り組みが活発になってきたようです。ツィッタを見ているだけでも色々なチャレンジや検討事項が流れてきていて、それが非常に具体化してきているのがとても面白いです。懐疑的な人も問題点を感じている人も、とにかくやろうとしてみているようであることは頼もしいことです。手元の機材や自分の授業ポリシーに応じて、私には思いつかなかったようなことをしておられる人もちょこちょこ見受けられて、取り組む人が増えると多様性が生じるということを改めて実感しているところでもあります。

そんな中で、特にこれはと思ったツィートをいくつかまとめてみました。

まずは、教壇に立って普通に授業をしている状況を配信しようとしてられる方々がおられました。書いたものをみせるのはパワポかGoogle Docsと思い込んでいた自分にとっては なかなか新鮮でした。

データ通信量がかなり違ってきてしまうはずなのでパワポで画面共有した方がよいとは思うものの、授業のダイナミクスを伝えるにはこういうやり方もよいのかも、と思ったところでした。 パワポの利用と部分的に切り替えてもよいのかもしれません。 人によっては当たり前のことと思うかもしれませんが、18年前~10年前に自分がオンラインライブ授業を毎週やっていた時も、すでにパワポをホワイトボード代わりに使っていたので こういう方向に思考が全然いきませんでした。

もう一つ、ちょっとびっくりしたのはこちら、

gustav.air-nifty.com

何がびっくりしたかというと、ノートPCを持ってない大学の先生がまだ結構いらっしゃるようであることを、このブログをめぐるいくつかのツィートから知ったことでした。 しかし冷静に考えてみると、仕事の組み立て方次第ではそういうことも十分にあり得るなと思ったのでした。

ところで、スマホのカメラをZoomで使う場合には、パソコンからカメラを操作できるようにする以外に、おそらくもうちょっと簡単な方法として、Zoomアプリをスマホに入れて、 そのスマホを会議に参加させるという方法もあります。その場合、そのスマホの画面をメイン画面に固定する/しないで切り替えられるので、オンライン中の操作も もしかしたらちょっと楽かもしれません。(これは人によるかも?)

他にも、具体的な話がちらほらみられました。

Skype for ビジネスがちょっと大変、というお話でしたが、

この観点以外にも、そもそもSkypeは、ビデオ通話を利用する場合、データ通信量がZoomやWebex等に比べてかなり多くなってしまうようですので、オンラインライブ授業にはちょっと きついかもしれません。

また、大学単位でWebexを契約したところもあるそうです。

なお、Zoomが教育機関向け期間限定無料をやっていることは、前のブログ記事でもお知らせしたとおりです。

その他、小さな工夫として見受けられたのは、

静止画やテキスト、図表データ+音声で良い場合、ということで、

PowerPointのスライド紙芝居に解説音声つけてZoomで収録

それから、全体的に情報をまとめてくださっているものとして、

などがありました。

一方、海外での実践例が日本語ツィートでも少し流れていましたので、

それもまとめさせていただきますと…

最後のツィートは、割と深刻な問題で、ネット接続環境として大学図書館などを使おうとしても大学図書館も閉められている、ということもあるようです。

今後出てくるであろう問題点についてのツィートも少しまとめてみますと…

といった問題を今後どうクリアしていくのかというのが課題になっていきそうです。

また、個人的に気になっている問題として、 大学には行かない方が良いと思っている親やそういう家庭環境の学生も世の中には結構いるので、 そういう親や家族と同じ屋根の下で勉強することになるとちょっと難しい感じになりそうだ、ということがあります。ここら辺のことは、 学生側からは見えにくいことで、いわゆる研究大学的なところでは少ないことなので、大学を学生としてしか過ごしてない人には わかりにくいことかもしれないですが(今時そんな親がいるわけないだろう、と思う人もいるかもしれないが、そんなことはないの です)、そういう状況でも大学教育を受けたいと思ってくれる若者達のおかげで社会が支えられていく 面が大いにあると思うので、なんとかした方がよいことの一つだと思っています。

最後に、以下のようなオンラインワークショップが予定されているようですので、これを受けてみるとまた色々わかって面白いかもしれません。