2018-01-01から1年間の記事一覧

歴史地名データをNeatline/Omekaにマッピング

昨年度、人間文化研究機構+H-GIS研究会から、歴史地名データが公開されました。これは単なるテキストデータなのですが、それゆえに大変画期的なものです。何が画期的かと言えば、みんなで自由に加工して好きなように使えるからです。きれいな地図も絵も何も…

日本大学文理学部のシンポでIIIFの話をします。

明日は日本大学文理学部で行われるシンポジウムで少しIIIFのご紹介をさせていただきます。情報感度が高い人には「またあの話か」という感想しかないだろうと思いますが、経団連の会長が今期の人になってようやくメールを使うようになったという話題が出たり…

欧米の文献学者によるデジタル文献学の最先端と欧州デジタルアーカイブの最先端

来週月曜日(9/10)、一橋講堂(東京都千代田区)にて、無料公開国際シンポジウムが開催されます。参加費無料・要登録で、登録は本日までです。ロバート・キャベル先生、ユリア・ノルデグラフ先生、スーザン・シュライプマン先生による、同時通訳付きのご講…

デジタル校訂テクスト作成のMOOCに日本語字幕がつきました

このところ、東京大学で開講されている人文情報学に関する授業を通じてDHへの取組みを始めた大学院生を中心に、近隣の若手研究者にも加わっていただいて、「デジタル校訂テクスト作成のMOOCに日本語字幕をつける」という取組みを行っていました。 やや長目の…

国内外のデジタルアーカイブの研究活用事例を知るイベント2件:

さて、またずいぶんブログの更新を怠っておりましたが、その間、色々なところで活動しておりました。特に印象に残ったのは、ヴェトナムのDHコミュニティの立ち上げのお手伝いの仕事でした。これはもう少ししたら具体的なことをアナウンスできると思います。…

IIIFの活用をもう少し踏み込んで:SAT2018の事例より

ここのところ、合間を見つけて、ちょこちょこと作っていたものが、ようやく日の目をみてもよさそうなところまできたのでご紹介です。再びIIIFの話です。 SAT大蔵経テキストデータベース2018(SAT2018) と IIIF Manifests for Buddhist Studies (IIIF-BS)をう…

IIIF対応で画像を公開することの意義を改めて:各図書館等の事例より

前回の記事に引き続き、もう少し具体的に、各地の図書館等のIIIF画像とSAT2018との連携の状況についてのご紹介を通じて、IIIF対応で画像を公開することの意義を改めてみていきたいと思います。 1.京都大学・東京大学の例 たとえば、以下の画像群は、左から…

IIIF, Mirador, TEI, Word2vecを活用した仏教学研究教育サイト「SAT2018」

1.はじめに 2ヶ月ぶりのブログ更新です。この間、何をしていたのかというと、ひたすら時間をみつけて表題のサイト、SAT2018(SAT大蔵経テキストデータベース2018年版)を作っておりました。デジタルアーカイブの研究・教育利用のソリューションの一例とお考…

仏典研究のためのIIIFコンテンツ収集+閲覧サイトを作ってみました

今回は、仏典研究のためのIIIFコンテンツを収集して閲覧できるサイト、というのを作ってみました。とりあえず1分くらいお時間がおありの方は以下の動画GIFをご覧になってみてください。 要するに、世界各地のデジタルリポジトリ・デジタルコレクションに少し…

Omeka IIIF ToolKitを少し便利に

少し時間が空いてしまいましたが、その後、SAT大蔵経テキストデータベースの再構築作業をはじめ、手元の作業に時間を費やしておりまして、しかしシステムが大きくてなかなか公開するところまで至らず、ブログ更新するネタがない状態できておりました。一方で…