赤外線写真とX線写真を重ね合わせてみる:IIIFの活用例

前回記事の続きのようなものですが、しかし、これも大きなトピックかもしれないと思いましたので、記事を分割しました。

 

一つの画像に、赤外線写真とX線写真を重ね合わせてみる、というものも、汎用ビューワでできるようになったようです。まずはこちらをご覧ください。以下のような写真が表示されるはずです。

 

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ここで、前回記事と同様に、左上の「Layers」というタブをクリックしてみてください。そうすると、X線と赤外線の画像がそれぞれ選択できる上に、透明度も調整できるようになっています。もちろん、同時に拡大縮小することも可能です。たとえば以下のような感じです。

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このような用途の場合、各地の画像をどうこうするというのとはまた少し違った話になってきそうですが、標準的な規格とツールを使ってこのような表示ができるようになるということには、色々なメリットがありますので、これも今後に期待されるところです。