日本の古典籍のオープンデータ! その2

前回の続きである。

あれもこれもしながら合間にちょこちょこっとやっているので、なんとも微妙なシステムを公開してしまっていて大変恐縮なのだが、

今夜は、示した頁に付与されたタグを表示する時に、同じタグを付与されている別な本/頁へのリンクをリストするだけでなく、さらに、別な本/頁のサムネイル画像まで表示した上で、サムネイル画像をクリックするとその画像がまんなかに表示されるようにしてみた。これによって、タグ付けの意義と課題がよりいっそう見えやすくなるのではないかと思っているところである。

たとえば、下記のURLでは「頼朝」をみてみると、文字だけの頁にも「頼朝」のタグがついている。文字だけの頁だと、どこに「頼朝」の文字列があるのか探すのが結構難しかったりして、やはり画像中の座標情報をとってもらえたらと思ったところである。

http://www2.dhii.jp/nijl_opendata/NIJL0018/099-0014/11

また、「頼朝」は「よりとも」や「源 頼朝」など、色々な表記のタグがあるようで、シソーラスの必要性を改めて感じたところである。

あるいは、下記URLの「一条院」は色々な本にタグつけされているようで、これもなかなか面白い。

http://www2.dhii.jp/nijl_opendata/NIJL0032/110_0619/31

それから、当然のことだが、『寛政武鑑』は異版にそれぞれ割と細かくタグをつけているので、サムネイル画像一覧は結構便利だろう。

http://www2.dhii.jp/nijl_opendata/NIJL0302/MIT-Y01201-143/4

また、さらに、サムネイル画像をクリックすると中央の画像が切り替わるという機能もつけておいたので、それぞれのサムネイル画像をクリックしていくと、パラパラ漫画的に違いがわかるのでこれはこれでちょっと面白い。別ウインドウで開いて詳細に比較してみたければ、頁番号を右クリックして別ウインドウで開いていただくとよい。

というような機能を今夜はつけていたわけだが、昨晩のブログ記事の続きは…眠いのでまた今度。