2019-01-01から1年間の記事一覧

Europeana APIでIIIF manifestのURIを取得

いよいよジャパンサーチのベータ版が公開され、日本でも統合検索が一層本格化しそうな流れになってきて素晴らしいことです。 ところで、諸般の事情により、EuropeanaからIIIF manifest URIを取得する必要が生じたので、色々試してみました。一応、やりたいこ…

海外の文化資料系の開発者コミュニティと技術トレンド

以前からあちこちで言及してきているのですが、海外先進国の大手文化機関では、システムを自前で導入するためにエンジニアを雇っています。1人ではなく数人~数十人雇ってチームを組んでいるところもあるようです。雇用のための費用は、組織として支出してい…

IIIF画像をまとめてダウンロードする簡単な方法

ちょっと熱を出して寝込んでおりまして、朦朧としていたところ、以下のようなお知らせをみてふと気になりました。 Flickrを利用した画像公開終了のお知らせ こちらの中で、 なお、JPEG画像をご入り用の方は、Flickrサイトより、早めにダウンロードして頂けれ…

IIIF対応資料は国内だとどこにあるのか?

色んなところで少しずつお話をさせていただく機会がありますので、そのたびにIIIFが日本でも徐々に広まりつつあるという話をしております。そうしておりましたら、本日「どこでそういう情報を得られるのか」という質問をいただきましたので、今、一番使いや…

人文系(の一部)は外部研究資金なしでどうやってきたのか?(下書き)

母校で先生をやっている後輩氏が、かつて人文系の教員は外部研究資金を取らなくても研究できていたしその行為自体を否定的に見ていた人もいたという話をツィートしていた。確かに、母校の出身研究科(哲学・思想)が特に研究資金獲得から縁遠いところだった…

IIIFを外注で導入したい場合には

デジタルアーカイブを効果的に利用できるようにするためにIIIFの導入を検討しているが、内製は難しい、という機関・組織は日本には少なくないだろう。そこでまず確認してみていただきたいのは、連携可能な関連機関でIIIFにすでに対応していないか、というこ…

「TEIで青空文庫」勉強会を開催します

TEI

人文学のためのテクスト構造化のガイドラインを策定すべく1987年、ニューヨークにて始まったTEI (Text Encoding Initiative)の取り組みは、2016年の東アジア/日本語分科会の設立、2018年、30年の歴史の中で初の欧米外での年次大会開催に至り、欧米の外への…

オープンライセンス表示に一工夫を

あけましておめでとうございます。2018年も色々ありましたが、国立国会図書館デジタルコレクションでIIIFが採用されるという、業界的には大きな出来事がありましたね。IIIFは元々、フランス国立図書館・英国図書館が言い出しっぺに名を連ねている上に、バイ…